
病気の症状
人間の体は、その生命を維持するために、体内環境を一定に保とうとします。
しかし、何らかの理由でその体内環境を一定に保てなくなったとき、
バランスが崩れ、あらゆる症状を引き起こします。
これが病気の症状へと繋がって発病していくという訳です。
この体の異変は、病気の症状の初期段階であって、
体が発するSOSの危険信号となります。

健診で健康チェック
病気は日頃からのチェックが非常に大切です。
ただ、現実社会では、日常生活に追われて「忙しい」、
病気が見つかった時の「不安」などの理由から、職場での定期健診以外は怠りがちです。
しかし、体にいつもと違う何らかの症状が現れた場合は、以前から体の異常事態を
放置してきたということになります。
病気が自覚症状として現れないところで進行してきた結果です。
特に、習慣生活病である、動脈硬化や高血圧、糖尿病といった病気の症状は、
初期の段階で自覚症状として現れにくいものです。
動脈硬化などは、それを放置していると心臓病や脳卒中といった病気を発症し生命に関わる
結末を導くことになります。
そうならないためにも、日頃から健康に気遣い、更に病気を早期に発見して、
すぐに適切な治療法を行うことが非常に大切になってきます。

発熱の原因
人の体の体温は、「熱産生」と「熱放散」のバランスをとることで、
体温を一定に保っています。
熱産生とは、いわゆる「基礎代謝」や「筋肉運動」、熱放散とは、空気中に体温を奪われる「熱伝導」、
汗の気化熱による「蒸発」を指します。
この「熱産生」と「熱放散」のバランスは、脳に存在する視床下部の体温調節中枢によって、その機能を維持しており、
そのバランスが崩れることで、発熱という症状を引き起こします。
一般に、約37度以上を発熱と言いますが、活動中である昼間の体温上昇や、月経後の体温上昇などは、
正常内の体温上昇とされています。
また、視床下部に存在する体温調節中枢に、その体温バランス機能を妨害する要素として、
脳腫瘍や脳出血による体温調節中枢への圧迫、白血球の排出する化学物質、
ウィルスや細菌の感染などがあげられます。

頭の痛み
一般に頭痛といえば、脳内血管の拡張による発症が代表的です。
その他、血管や神経を圧迫する脳出血や脳腫瘍による痛み、髄膜に影響を与える膜下出血による痛み、
ウィルスや細菌が髄膜に感染する痛み、風邪や酸素欠乏、高血圧などによって引き起こされる痛み、
脳内動脈瘤による痛み、緊張性頭痛などがあります。

お腹の痛み
医学上腹痛は、心窩部痛(胆嚢・膵臓・胃・十二指腸)、恥骨後部痛(膀胱・子宮)、臍部痛(腸)、
右季肋部痛(腎臓・胆嚢・肝臓)、左季肋部痛(腎臓・膵臓・脾臓)、
右下腹部痛(卵巣・虫垂・大腸)、左下腹部痛(尿管・大腸)に分けられます。
また、腹痛の発症には、臓器の異常が離れた部分に痛みを与える関連痛(放散通)、
臓器そのものの異常による内臓痛、腹膜の異常による体性痛(腹膜通)があります。