心臓
心臓(しんぞう)は心筋からなり、血液を循環させるポンプとしての役割を持ちます。
通常、左胸に位置し、心臓表面から心外膜と心内膜の順で覆われています。
心臓内部は、右心房と右心室、左心房と左心室の四つに分けられ、
右心室・右心房は血液を送り出し、左心室・左心房は血液を受け取ります。
また、血液を循環させる量は、一日当たり8000リットル程度で、
一分間に換算すると、5.5リットル程度になります。
重量は300グラム程度の臓器ですが、人間のからだで非常に大切な
機能を担っています。
血管
(けっかん)
冠状動脈
心臓は、全身へ血液を循環させる臓器ですが、
自らもその機能を維持するため、左と右の動脈から供給されています。
この二つの動脈が心臓周囲を冠状に囲んでいることから、
冠状動脈(かんじょうどうみゃく)と名づけられました。
動脈と静脈
心臓から押し出される血液は、動脈(どうみゃく)を通り、
それが全身へ運ばれた後、静脈(じょうみゃく)を通って
心臓へと帰ってきます。
動脈の流れは圧力によって強いものですが、
一方、静脈の流れは静かに流れています。
このため、動脈の壁は、心臓からの圧力に耐えれるよう、
厚く強いものとなり、反対に静脈の壁は薄く膨らみやすいといった
特徴をそれぞれ持っています。
食道
食道(しょくどう)は蠕動運動(ぜんどううんどう)によって、口から入った食物を
胃へ運ぶ役割を担っています。
全長25センチ程度の器官で、これによって口腔と胃を結び、様々な刺激に
耐えるため、重層扁平上皮と呼ばれる、頑丈な細胞によって
作られています。
胃
主に口腔から入ってきた食物を消化して、十二指腸へ送り出す役割を担っています。
胃の口腔側の入り口を「噴門」十二指腸側の出口を「幽門」と言います。
また、胃粘膜中には胃線(いせん)というものがあり、ここから胃液や、
胃粘膜を保護する粘液を出しています。
小腸
十二指腸から始まる小腸(しょうちょう)は、主に胃から運ばれてきた食物を
腸液や膵液、胆汁といった消化酵素によって分解し、
その栄養素を吸収する働きを担っています。
膵臓から分泌される膵液や肝臓から分泌される胆汁といった消化酵素は、十二指腸乳頭と言われる
穴から流れてきます。
大腸
栄養分の吸収処理が終わった残りを
大腸(だいちょう)にて水分を吸収し、便を形成する役割を担います。
複数の消化管の内、最終処理をする器官となります。
そのあと、排便となりますが、これを我慢すると
便は再度、S字結腸にて逆戻りして水分を吸収されます。
これを繰り返すことによって、便秘を発症する原因にもなります。
肝臓
肝臓(かんぞう)は、肝細胞の集合体で、肝小葉からなるもので、
解毒・排泄、代謝、胆汁産生を担います。
まず、小腸において消化吸収されたたんぱく質や糖質、脂質といった成分を代謝することで、
様々な成分を合成し貯蔵します。そして、体にとって不要な有害物質を解毒するとともに、分解して
尿中や便に含めて排泄させます。また、胆汁を胆管から腸へと運び、そこで脂肪の分解吸収を高めさせます。
胆道と胆嚢(たんのう)
胆道(たんどう)とは胆汁が流れる通路のことです。
これは、肝臓からつながる肝細胞胆管から総肝胆となり、
この総肝胆に胆嚢管が合流した3管合流部から十二指腸乳頭部までの総胆管が
胆道となります。
胆嚢は、3管合流部で胆嚢管の先にくっついている袋状の臓器のことを言います。
膵臓(すいぞう)
外分泌部と内分泌部からなりたっています。
外分泌部では、脂質の分解に必要なリパーゼ、たんぱく質の分解に必要なトリプシン、
糖質の分解に必要なアミラーゼと言われるこ消化酵素を含む膵液の生成を担っています。
内分泌部では、ランゲルハンス島と言われる細胞から、血糖値を正常値にする
インスリン、ソマトスタチン、グルカゴンといったホルモンの
分泌を担います。