血液
血液(けつえき)は全身の血管を回りながら、栄養と酸素を運搬しては、老廃物を回収し、
また、ウイルスや細菌の感染から体を守り、
これらが、血液の主な役割となります。
血液には、赤血球、白血球、血小板という血球が含まれていて、
血液全体の約40%を閉めています。
残りの60%は血液の液性成分で血漿(けっしょう)がそれに当たります。
また、血漿の約90%は水分で、残りはタンパク質が大半をしめ、
あとは、栄養分、ホルモン、老廃物などになります。
血漿のタンパク質では、抗体作用をもつ免疫グロブリンというものがありますが、
主に異物の侵入に対して攻撃し、また血液凝固因子を含有するため、出血を止める作用も担います。
赤血球
赤血球(せっけっきゅう)は、血球の大半を占めていて、ヘモグロビンを大量に含んでいます。
ヘモグロビンは酸素の運搬を担う物質で、肺で酸素と結合します。
それから全身へと巡るわけですが、このヘモグロビンの量が減少すると、
貧血を発症するというわけです。
白血球
白血球(はっけっきゅう)は、主にリンパ球、顆粒球(かりゅうきゅう)、マクロファージからなります。
リンパ球は、体内へ侵入してきた異物に対して、攻撃する、いわゆる抗体を生成する役割を担います。
顆粒球は、殺菌物質を出し、マクロファージは、細菌を包み込んで破壊する役割を担います。
そのため、白血球の減少は、感染症にかかりやすいという症状を発症します。
血小板
主に傷ついた血管壁の修復を担います。
血管の一部に傷や穴が空くと、そこへ血小板(けっしょうばん)が凝集してきて、
穴を塞ぎ傷の修復を促進するというわけです。
脳
脳(のう)は主に、思考、判断、感情、記憶、ホルモンバランスの調整といった活動の統制を担います。
その脳は、頭蓋骨から硬膜、くも膜、軟膜に保護されています。
そして脳は、大脳、小脳、脳幹の三つから構成され、
左脳が感覚的思考を担い、右脳は論理的思考を担い、
更に左脳は体の右半身を統制し、右脳は左半身を統制しています。
大脳
大脳(だいのう)の表層部には、大脳皮質があり、脳神経細胞層に包まれた、脳の中枢部になります。
人間の思考や判断、記憶といった活動はここで行われます。
この大脳皮質は、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉に分類され、
聴覚、視覚、運動、言動といった司令塔になります。
小脳
小脳(しょうのう)は、主に身体の運動能力や平衡感覚を調整する作用を担います。
脳全体の一割程度ですが、大切な働きをしています。
脳幹
脳幹(のうかん)は、下部から延髄、橋、中脳、視床下部、視床と伸びています。
視床は大脳と連携をとって、大脳に感覚に関する情報を与えたり、また大脳からの指令を受け取ります。
視床下部には、自律神経の中枢が存在し、身体機能のバランスを維持します。
中脳以下の脳幹は、神経の通る道となり、身体の様々な調節を担っています。
脊髄
脊髄(せきずい)は、脳と身体をつなぐ神経です。
脊髄から抹消神経である脊髄神経を通して、脳に情報を渡し、
また、身体の各部分へ情報を渡します。
神経
神経(しんけい)は、大別して、脊髄と脳から構成される中枢神経と、
その中枢神経と身体の各部分を結ぶ抹消神経の
二つからなります。
また、抹消神経は、知覚神経、自律神経、運動神経に分類され、
更に自律神経は、交感神経と副交感神経に分けられます。
神経細胞、いわゆるニューロンは、樹状突起と神経線維である軸索という長い
手のようなものがあります。この樹状突起は、他のニューロン(神経細胞)から
様々な情報を渡され、一方軸索(神経線維)は、他のニューロンに様々な情報を
渡しています。この樹状突起と軸索が結合する部分をシナプスと言い、
このシナプスにおいて電気信号による情報を、神経伝達物質として、
渡しています。脳内では、沢山のニューロンによって、そのネットワークを
形成し、様々な情報の処理を行っています。
また、ニューロンの軸索は、それを脊髄までつないで、体の隅々に、その神経ネットワークを
拡大させています。
呼吸器
呼吸器(こきゅうき)は、鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺胞となります。
鼻又は口より咽頭までを上気道、喉頭より気管支までを
下気道と呼び、これらの空気の通路を単に気道と言います。
また上気道においては、食物も空気も同じ通路を通ることになります。
それ以降、咽頭へ空気は流れ、食道に食物は下ります。
この分別は、喉頭蓋と言われる弁によって行われ、食物が咽頭を通ろうとすると、
喉頭蓋によって入り口を塞ぎ、気管に食物が侵入するのを防止します。
肺
肺(はい)は、左側の方が少し小さめになっていますが、
これは、左に心臓があるからです。
こうした理由から、右の肺は、三つから構成される上葉、中葉、下葉からなりますが、
左の肺は、二つから構成され、上葉と下葉になります。
肺の主な作用は、血液から運ばれてきた二酸化炭素を、酸素と入れ替えることです。
肺胞表層部には、網の目状の毛細血管からなり、これを媒体にして交換が行われます。
まず、心臓から繋がる肺動脈から静脈血が流されてきます。
この静脈血には、全身から集められた二酸化炭素を多く含んでいて、
それが肺動脈の枝分かれを繰り返す毛細血管へと流れていきます。
静脈血は、肺胞の膜を媒体にして、二酸化炭素を渡し、酸素をもらい、
そして、酸素を含んだ動脈血は、肺静脈を通過して心臓へと戻ります。