脳血管性痴呆の症状と発症発病
神経症状である、ろれつがまわらなくなるなどの言語障害や麻痺などがみられます。
また、感情の抑制がうまくできないなどの症状も現れ、
これらが脳血管性痴呆(のうけっかんせいちほう)の特徴になります。
その他、
記憶障害、徘徊、失禁、場所や時間が認識できなくなる見当識障害(けんとうしきしょうがい)、
思考力・計算力の低下、鬱(うつ)、被害妄想といった症状が発症します。
これらは、通常に発達してきた知能が、何らかの原因で脳に障害を受けることで発病する
一般的な痴呆症(ちほうしょう)によるものです。
脳血管性痴呆の原因と要因
脳梗塞や脳出血などが原因となります。
これは、脳の血管に障害を受けることで、障害を受けた血管の、それより先の脳神経細胞に
十分な栄養や酸素を運べなくなり、その部分が壊死してしまう症状です。
脳血管性痴呆は、今では、脳出血より脳梗塞から発症するケースが多く、特に脳梗塞における
多発性脳梗塞(たはつせいのうこうそく)による発病が多いと言われています。
これらは、高血圧症状の放置から動脈硬化へと悪化し、そこから脳梗塞を発症し、
脳血管性痴呆の発病へとつながります。
脳血管性痴呆の治療法と治癒
主に、脳のエネルギー源であるブドウ糖やアミノ酸を脳内で吸収促進する、
脳代謝改善薬(のうたいしゃかいぜんやく)や
脳内において血液循環を改善したり、代謝を促進する
脳循環改善薬(のうじゅんかんかいぜんやく)などによる薬物療法が
行われますが、その効能はあまり期待できるものではありません。
また、脳血管性痴呆に伴って発症するうつ病などには、抗うつ剤や
抗不安薬などの薬による治療法が行われます。