糖尿病の症状と発症発病
喉が渇いたり、、目がかすんだり、尿の回数または、その量が増える、傷の回復が遅い、
体重減少、体がだるくなるといった倦怠感、疲れやすいといった症状を発症します。
これは、膵臓のランゲルハンス島からのインスリン分泌の不足、または全く分泌されないことによって、
ブドウ糖を筋肉にうまく取り込めず、血糖値が上昇して、尿中に糖が降りるもので、
糖尿病(とうにょうびょう)と言います。
糖尿病は、1型糖尿病と2型糖尿病の二つに分類され、
1型糖尿病は、膵臓のランゲルハンス島からインスリンが全く分泌されません。
2型糖尿病では、膵臓のランゲルハンス島からのインスリンは分泌されていますが、
その量が不足しがちで、食後の血糖値上昇を抑制することができません。
日本人に多いとされるのは、2型糖尿病で、いわゆる生活習慣病の一つになります。
また、自覚症状もなかなか現れにくく、喉が渇くといった症状が出る頃には、
かなり進行していると考えられます。
尚、糖尿病自体は大した病気ではありませんが、糖尿病から合併症を引き起こすことが
問題とされています。特に動脈硬化を発病しやすく、それが原因となって脳梗塞や心筋梗塞を
発症し、ケースによって死に至ります。
更に糖尿病を発症すると抵抗力が低下しますので、細菌にも感染しやすくなってしまいます
血糖値診断基準
| 評価 |
空腹時血糖値(mg/dl) |
食後2時間後の血糖値(mg/dl) |
HbA1c(%) |
| 優 |
80〜110未満 |
80〜140未満 |
5.8未満 |
| 良 |
110〜130未満 |
140〜180未満 |
5.8〜6.5未満 |
| 可(不十分) |
130〜160未満 |
180〜220未満 |
6.5〜7未満 |
| 可(不良) |
130〜160未満 |
180〜220未満 |
7〜8未満 |
| 不可 |
160以上 |
220以上 |
8以上 |
糖尿病性腎症
糖尿病によって腎臓機能の低下を引き起こす合併症で、糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)
と言います。
糖尿病を15年以上治療せずに放置していると、
尿からタンパクが降りるようになり、進行すると尿毒症(にょうどくしょう)を
発病します。
糖尿病性神経障害
怪我をしても気づかないことも多く、放置したままにしていると、
細胞組織の壊疽によって腐っていきます。最悪、足の切断を余儀なく
されることもあります。これは、糖尿病性神経障害(とうにょうびょうせいしんけいしょうがい)
によるもので、末梢神経や自律神経が障害されることによって発病する合併症です。
その他、インポテンツ、発汗異常といった症状も現れます。
糖尿病性網膜症
網膜内の毛細血管による出血が視力低下を引き起こし、失明に至ります。
これは、5年以上、高血糖を継続させることで発症する
糖尿病性網膜症(とうにょうびょうせいもうまくしょう)です。
糖尿病の原因と要因
1型糖尿病は、自己免疫の異常やウイルスが原因していると考えられています。
2型糖尿病は、遺伝に加え、生活環境が大きく影響します。
主に、糖分の摂りすぎや過食、それに伴う肥満、運動不足、ストレスなどが
原因となります。
糖尿病の治療法と治癒
1型糖尿病では、インスリン注射による治療法になります。
2型糖尿病は、まず食事療法と運動療法になり経過を見て、
血糖降下薬などを用います。それでも改善されない場合は、
インスリン注射による治療法へ移行しますが、
インスリン注射は、初期段階で使用されることもあります。
これは、膵臓を休ませることでインスリン分泌を回復させるのが
目的で、ケースによっては有効とされています。
また、食事療法では、摂取カロリーが消費カロリーを超えないようにする
ことが肝要です。そして、運動療法の目的は、筋肉中にブドウ糖をスムーズに
受け入れさせることもありますが、基礎代謝を高めることも重要な目的となります。
基礎代謝とは、横になっていても、寝ていても消費されるカロリーのことを指し、
この基礎代謝が高まることで、減量後のリバウンドを防ぎ、より多くのカロリーを
効率よく消費させることができるようになります。